【お湯・冷水】ウォーターサーバーがぬるい・冷たくない原因と対処法
「ウォーターサーバーの水が冷えない…」「冷水がいつもより冷たくない」「お湯がぬるくて、コーヒーを淹れるには物足りない」——そんな症状でお困りではありませんか?

冷水が冷たくない、お湯がぬるいという温度トラブルは、ウォーターサーバーで起こりやすい症状のひとつです。ただし、すぐに故障と決まるわけではありません。
設置直後・ボトル交換直後・連続使用・エコモードなど、正常な動作の範囲で一時的に水が冷えない・ぬるくなるケースも多いためです。
この記事では、ウォーターサーバーの開発・設計経験があるDr.ゴリポンが、コンプレッサーで冷やす原理、ヒーターで温める原理、温度を制御している仕組みを踏まえて、症状別の原因と対処法をわかりやすく解説します。
自分で確認できる範囲と、メーカーへ相談すべきケースを切り分けていきましょう。
電源・温水スイッチ・エコモード・使用直後・設置環境を確認しても改善しない場合は、コンプレッサーなどの冷却装置、加熱装置のヒーターや温度制御部品・安全装置の不具合が考えられます。本体を分解せず、契約先のサポート窓口へ相談してください。
まずは症状から原因を切り分けよう
ひとくちに「ぬるい」といっても、冷水だけなのか、温水だけなのか、両方なのかで考えられる原因は変わります。最初に現在の症状を確認してみてください。
| 症状 | 主な原因と、最初に確認すること |
|---|---|
| 冷水だけ冷たくない | 原因:連続使用、設置環境、エコモード、冷却装置の不具合 確認:使用量・室温・放熱スペース、ほこり・設定 |
| お湯だけぬるい | 原因:連続使用、エコモード、ヒーターの不具合 確認:使用量・設定 |
| 冷水と温水の両方がぬるい | 原因:電源、設置直後、ボトル交換直後、クリーニング中 確認:電源と運転状態・説明書記載の待ち時間 |
| 以前より温度が安定しない | 原因:放熱不良、温度スイッチ・温度センサ・冷却装置の不具合 確認:設置環境・エラー表示・異音 |
なお、「ぬるい」のではなく冷水や温水がまったく出ない場合は、温度ではなく給水経路の問題かもしれません。詳しくはウォーターサーバーから水が出ない・出が悪い原因と対処法をご覧ください。
自分で対応できることもあるので、まずは落ち着いて症状を確認するのじゃ
冷やす・温める・温度を保つ仕組み
基本チェックの理由を理解しやすくするために、先にウォーターサーバーが水温を作り、保つ仕組みを説明します。
一般的なウォーターサーバーは、供給された水を冷水タンクと温水タンクにため、冷却・加熱・温度制御を繰り返しています。
冷水を作る仕組み|コンプレッサーで熱を外へ運ぶ

多くのウォーターサーバーに使われるコンプレッサー式は、家庭用冷蔵庫に近い仕組みです。冷水タンクの周囲にある蒸発器で冷媒が蒸発するときに水の熱を奪い、気体になった冷媒をコンプレッサーで圧縮します。
その後、凝縮器で熱を本体の外へ放出し、膨張部で圧力を下げて再び蒸発器へ戻します。この循環を繰り返すことで、冷たさを作るのではなく、タンク内の熱を外へ運んでいます。
冷水を使って常温水が補給されると水温が上がるため、再びコンプレッサーを作動させて設定温度まで冷却します。
一方、卓上型などでは、ペルチェ素子で熱を移動させる電子冷却式もあります。どちらの方式も本体から熱を逃がす必要があるため、背面のほこり、壁との距離不足、高い室温、放熱ファンの停止などがあると冷却能力が落ちます。
ほとんどの機種はコンプレッサー式を採用しているのじゃ。ペルチェ素子を使った電子冷却式については、要望があれば別の機会で説明するぞ
お湯を作る仕組み|ヒーターで電気を熱に変える

温水タンクでは、電気ヒーターに電流を流したときに発生する熱で水を温めます。方式はタンク内部のシーズヒーターや、タンク外側のバンドヒーターなど、構造は機種によって異なります。
お湯を使って常温水が補給されると水温が下がるため、再びヒーターを作動させて設定温度まで加熱します。
そのため、温水スイッチがOFF、ヒーターの断線、電源回路の不具合、過熱防止装置の作動などがあると、加熱が始まらない、または途中で止まり、お湯がぬるくなることがあります。

温水を温めるヒーターの種類はバンドヒーターとシーズヒーターの2種類があり、ほとんどの機種はシーズヒーターを採用しています。
理由としては、発生した熱を全て水に伝えることができるので、バンドヒーターと比較すると省エネ性能に優れています。
一方、ヒーターは水と直接触れているので、長期で使用しているとスケールと呼ばれる水のミネラル分などが付着して、ヒーターが壊れやすくなります。
ヒーターが故障するケースはほとんど聞いたことがないので、あまり気にせずともよいぞ!
温度制御の仕組み|バイメタル・サーミスタ
冷やしすぎや加熱しすぎを防ぐため、ウォーターサーバーはタンクの温度を検知し、コンプレッサーやヒーターをON・OFFします。温度制御には主にバイメタル(機械式)とサーミスタ(電子式)の2つの部品が使われます。
| 部品・方式 | 仕組みと、異常時に起こり得る症状 |
|---|---|
| バイメタル | 仕組み:熱膨張率の異なる2枚の金属が温度で反る性質を利用。温度制御以外にも温水側の過熱防止に使われる(バイメタルの原理) 異常時:安全装置が作動して加熱しない、接点不良で温度が安定しない |
| サーミスタ | 仕組み:温度によって電気抵抗が変化するセンサ。一般的には温度が上がると抵抗値が下がり(NTC型)、制御基板がその値から水温を判断する 異常時:実際と違う温度を検知し、早く停止する、運転し続ける、エラーを表示する |
※冷水温度の制御には液膨張式サーモスタットが使われるケースもあります
温度は一定の1点で固定されるのではなく、たとえば設定範囲の上限で停止し、下限まで変化すると再運転するように制御されます。このON・OFFの幅があるため、正常でも運転中と停止中で多少の温度差が生じます。
温度制御は80℃でヒーターがついて、85℃でヒーターが切れるみたいなイメージじゃ
仕組みから分かる「冷えない・ぬるい」の原因
- コンプレッサーが動かない・冷媒が循環しない:冷水タンクから熱を運べず、待っても冷えない
- 凝縮器や吸排気口から放熱できない:冷却に時間がかかり、連続運転や冷え不足につながる
- ヒーターや電源回路に異常がある:加熱できない、または再加熱が遅くなる
- サーモスタットやバイメタルが早く作動する:設定温度に達する前に停止し、ぬるく感じる
- サーミスタや配線、制御基板に異常がある:温度を誤って判断し、温度が安定しない、エラーが出る、運転し続ける
- 短時間に大量の水を使う:常温水の補給量が冷却・加熱能力を上回り、一時的にぬるくなる
温度トラブルは「冷やす・温める部品」だけが原因とは限りません。コンプレッサーやヒーターに加え、サーモスタット、バイメタル、サーミスタ、制御基板、ファン、放熱環境を含めたシステム全体で考える必要があります。
5分でできる基本チェック
まずは、分解せずに確認できる項目を上から順番にチェックします。機種によって操作や必要な待ち時間が異なるため、手元に取扱説明書があれば一緒に確認してください。
1.電源プラグと本体スイッチを確認する
コンセントが抜けかかっていないか、電源タップ側のスイッチが切れていないかを確認します。温水側に専用スイッチがある機種では、コンセントが入っていても温水スイッチがOFFだとお湯は温まりません。
(ほとんどの機種の温水スイッチは背面にあります)
ただし、感電のおそれがあるので濡れた手でプラグに触れないでください。

2.設置直後・ボトル交換直後ではないか確認する
設置したばかりのサーバーや、電源を入れ直した直後は、タンク内の水が設定温度に達していません。また、ボトル交換後に常温の水がタンクへ入ると、一時的に冷水や温水の温度が変わります。
必要な加熱・冷却時間は機種によって違います。説明書に記載された時間を待ってから、もう一度確認してください。
機種にもよるが、適温になるまで、温水なら20〜30分程度、冷水なら1時間くらいはかかるぞ
3.一度にたくさん使っていないか確認する
ウォーターサーバーの冷水・温水タンクには容量があります。短時間に何杯も出水すると、使った分だけ常温水が補給されるため、冷却や再加熱が追いつかないことがあります。
最初の一杯は適温だったのに、途中からぬるくなった場合は、故障ではなくタンク能力を超えて連続使用した可能性があります。少し時間を置き、温度が戻るか確認しましょう。

冷水や温水を使うとセパレーター上の常温水がそれぞれのタンクに入っていきます。タンクの容量が小さいとぬるく感じやすくなります。
タンクの容量は事前に調べられるので、たくさん使う方は事前にチェックするのをオススメします。
各社の代表機種とタンク容量一覧
| メーカー・機種 | 冷水/温水 | 合計 |
|---|---|---|
| プレミアムウォーター famfit2 | 2.0L/1.5L | 3.5L |
| コスモウォーター smartプラスNext | 1.6L/1.25L | 2.85L |
| フレシャス dewo II | 1.5L/1.5L | 3.0L |
| アクアクララ アクアファブ | 3.3L/1.8L | 5.1L |
| クリクラ クリクラFit | 2.3L/2.0L | 4.3L |
| キララウォーター キララスマートサーバー | 1.6L/1.8L | 3.4L |
4.エコモードやクリーニング機能を確認する
エコモードでは、消費電力を抑えるために温水温度を通常より低くしたり、夜間に加熱を停止したりする機種があります。また、内部クリーニング中は安全のため、通常とは異なる温度制御や出水制限が行われることがあります。
本体のランプ表示や操作パネルを確認し、エコ・スリープ・クリーニングなどのモードが作動していないか確認してください。
エコモードや温度調節機能がある機種一覧
| メーカー・機種 | 水温とエコモード |
|---|---|
| プレミアムウォーター famfit2 | 冷水:約6℃/温水:約80℃ エコ:光センサーまたは3時間・6時間の設定で温水加熱を停止。エコ運転中の温度は一定ではない |
| コスモウォーター smartプラスNext | 冷水:強5~10℃/中6~15℃/弱10~20℃ 温水:強80~90℃/中70~80℃/弱60~70℃ エコ:エコモードと冷温水の3段階調整を併用可能 |
| フレシャス dewo II | 冷水:通常5~10℃/ECO10~15℃ 温水:通常80~85℃/ECO70~75℃ エコ:冷水・温水を個別にECO設定可能。暗くなると温水ヒーターを止める節電機能も搭載 |
| うるのん Grande | 冷水:通常3~8℃/ECO4~12℃ 温水:通常80~90℃/ECO60~70℃ エコ:冷水・温水のECO設定に対応。光センサーによる温水ヒーター停止も可能 |
| Kirala Water Kirala Smart Server | 冷水:通常約3~8℃/ECO約10~18℃ 温水:通常約83~93℃/ECO約60~70℃ エコ:エコ運転時は冷水温度を高く、温水温度を低くして消費電力を抑える |
| ふじざくら命水 国産ウォーターサーバー(PWD-460) | 冷水:通常6~12℃/弱冷12~16℃ 温水:通常80~89℃/省エネ65~75℃ エコ:省エネ温水への切り替えと、毎日同じ時間帯に節電する繰り返し設定に対応 |
| アルピナウォーター エコサーバー | 冷水:10℃以下 温水:通常80℃以上/ECO約65℃ エコ:ECO設定中は温水温度を約15~20℃下げて節電 |
5.本体の設置環境を確認する
- 直射日光が当たっていないか
- ストーブやガス機器など、熱源の近くに置いていないか
- 壁に近すぎて、本体背面や側面の放熱を妨げていないか
- 部屋の吸気口・排気口の外側にほこりがたまっていないか
(熱がこもっていないか) - 本体が傾いた場所や不安定な床に置かれていないか
(冷却装置のコンプレッサは傾けると性能が出なくなる可能性があります)
必要な壁との距離や掃除方法は機種ごとに異なります。取扱説明書に従い、外側から確認できる範囲だけをお手入れしてください。カバーを外して内部を掃除するのは危険です。
冷水が冷たくない主な原因と対処法
冷水がぬるいときは、冷やす側の条件を順番に確認します。設置直後や連続使用のように時間を置けば戻るものから、室温や放熱、エコモード、部品の不具合まで、主な原因は5つです。上から順に確認すると、自分で対処できるものかどうかを切り分けられます。
原因1.冷却が完了していない
設置直後・電源復帰直後・ボトル交換直後は、タンクに入った水を冷やしている途中です。説明書に記載された冷却時間を待ち、それでも改善しなければ次の項目を確認します。
原因2.連続使用で冷却が追いついていない
冷水を大量に使うと、常温水が次々とタンクへ補給されます。しばらく待って冷たさが戻るなら、故障ではなく冷却能力の範囲内と考えられます。
頻繁に起こる場合は、現在の使用量に対して冷水タンク容量が小さい可能性もあります。
原因3.室温や放熱環境の影響

夏場の高温、直射日光、壁との距離不足、放熱部のほこりなどは冷却効率を下げます。コンプレッサー式は凝縮器から熱を外へ捨てられないと冷媒の循環効率が落ちるためです。
本体を取扱説明書で指定された場所へ設置し、必要な放熱スペースを確保してください。また、放熱部は定期的に掃除機などでほこりを取り除いてください。
放熱部は熱くなっているのでやけどに注意じゃぞ!!!
ちなみに、この「壁との距離」と「背面のホコリ」は、内部の結露と黒カビを防ぐ条件とまったく同じです。放熱がうまくいかない設置は、冷えにくいだけでなく、内部に水分が残りやすい状態もつくってしまいます。
設置環境で何がどこまで防げるのかは、下記の記事で構造から解説しています。
原因4.エコモードが作動している
一部の機種では、エコモード中に冷却能力や運転時間を調整します。通常モードに戻したあとは、すぐに冷えないので、説明書記載の時間を待って温度を確認してください。
原因5.コンプレッサー・放熱ファン・温度制御の不具合
十分に待ってもまったく冷えない、以前は聞こえていた運転音がしない、反対に大きな音で運転し続ける場合は、コンプレッサー、電子冷却部品、放熱ファン、サーモスタット、サーミスタ、制御基板などの不具合が考えられます。
サーミスタが実際より低い温度を検知すると、制御基板が「十分に冷えた」と誤判断して冷却を早く止めることもあります。
これらは本体内部の点検が必要です。自分で分解せず、メーカーやレンタル会社へ相談してください。
冷水が冷たくない原因のダントツ一番はコンプレッサーの故障じゃ。ほとんどが冷媒が漏れているケースで、メーカーも頭を悩ませておるのじゃ
お湯がぬるい主な原因と対処法
お湯がぬるいときは、温水スイッチとエコモードから確認するのが近道です。主な原因は4つで、多くは時間を置けば適温に戻ります。それでも温度が上がらない場合は、ヒーターや温度制御部品の不具合が考えられます。
原因1.温水スイッチがOFFになっている
背面や操作パネルに温水専用スイッチがある機種では、スイッチがOFFだとヒーターが作動しません。引っ越しや清掃後、停電後などは特に確認してみてください。
原因2.連続使用で再加熱が追いついていない
カップ麺や料理などでお湯を続けて使うと、温水タンクに常温水が補給されます。最初は熱かったのに途中からぬるくなった場合は、再加熱を待ってから確認しましょう。
原因3.エコモード・スリープモード中
省エネ運転では、温水の保温温度を下げたり、照度センサーで夜間の加熱を停止したりする機種があります。モード解除直後はすぐに高温にならないため、復帰後の待ち時間を取扱説明書で確認してください。
原因4.ヒーター・サーモスタット・バイメタル・サーミスタの不具合
温水スイッチが入っていて、十分に待っても温まらない場合は、ヒーターの断線、サーモスタットやサーミスタの誤検知、バイメタル式の過熱防止装置の作動、制御基板の不具合などが考えられます。
安全装置が作動した原因を特定せずに復帰させるのは危険です。エラー表示、焦げ臭さ、異常な発熱がある場合は、すぐに使用を中止してください。

これがバイメタル式の過熱防止装置じゃ。温度が上がり過ぎると作動してヒーターへの通電を止めてくれるぞ。一度作動したら真ん中の赤いボタン押すまで復帰しないので、安心じゃ(ユーザーが操作できない場所についています)
冷水と温水の両方がぬるい場合
冷水と温水が同時に適温にならない場合は、個別の冷却装置やヒーターよりも、次のような共通原因を先に確認します。
- 本体の電源が入っていない
- 設置・電源投入から十分な時間がたっていない
- ボトル交換直後、または大量使用の直後
- クリーニングや省エネ運転中
- 制御基板や電源系統の不具合
メーカー別|公式が案内する確認ポイント
同じ「ぬるい」でも、確認の順番や待ち時間は、メーカーや機種によって違います。ここでは、各社の公式FAQや取扱説明書で確認できた内容を、メーカー別にまとめました。待ち時間の目安を過ぎても改善しないときは、分解せずに契約先へ相談するのが基本です。お使いの機種名で、公式の案内もあわせて確認してください。
| メーカー(機種) | 待ち時間の目安 | エコモードの注意 | 出典 |
|---|---|---|---|
| プレミアムウォーター | 初回設置:冷水は電源を入れてから、温水はHOTスイッチをONにしてから、それぞれ40分以上 | 暗いと温水の加熱が自動でOFF。明るくなって40分以上で適温 | 公式FAQ |
| コスモウォーター(smartプラスNext) | エコモードの解除・終了後、約30分で温水が適温 | エコボタンを1回押すと解除 | 取扱説明書 |
| クリクラ | お湯が出ないとき:温水スイッチをONにして20〜30分 | 確認できた範囲では記載なし | 公式FAQ |
プレミアムウォーター|まずは40分待つ
公式FAQ(温水にならない・冷水にならない場合)では、初回設置の場合、冷水は電源プラグを差してから、温水はHOTスイッチをONにしてから、それぞれ40分以上待つよう案内されています。電源プラグ、HOTスイッチ、ブレーカーも確認項目です。また、衛生上の理由から、HOTスイッチは必ずONにして使うよう書かれています。
エコモードは、部屋が暗いときに温水の加熱を自動でOFFにする機能です。作動中はお湯がぬるくなり、公式FAQでは、明るくなって40分以上たつと適温になると案内されています。
コスモウォーター|放熱と壁から15cm
smartプラスNextの取扱説明書(21ページ)では、冷水や温水がぬるいときの原因として、出し過ぎや冷却・加熱の時間不足、設置場所の温度の高さ、背面の放熱部のほこり、壁との近さが挙げられています。対処として、背面を壁から15cm以上離し、背面の放熱部(黒い金網部分)を掃除するよう書かれています。
エコモード(エコボタンのランプが点灯)のときは、エコボタンを1回押して解除すると、約30分で温水が適温になります。クリーンサイクルシステムの作動中(エコボタンのランプが点滅)や作動直後も、ぬるくなる場合があると案内されています。ほかの機種は、それぞれの取扱説明書で確認してください。
クリクラ・サントリーほか|機種別の案内
クリクラの公式FAQでは、お湯が出ない場合は背面の温水スイッチを確認し、ONにしてから20〜30分ほどで適温に戻ると案内されています。サントリーの天然水ウォーターサーバーは、公式サイトに機種ごとの「故障かな?と思ったら」のページがあります(例:TO401HC)。メーカーの案内は機種ごとに違うので、お使いの機種名のページで確認しましょう。
自分でやってはいけないこと
- 本体カバーを外して分解する
- 通電したまま内部や背面の部品に触れる
- 濡れたプラグやコンセントを操作する
- 水が十分に供給されていない状態で温水運転を続ける
- 異音・異臭・水漏れがあるのに使用を続ける
- 改善しないからと電源を短時間で何度も抜き差しする
ウォーターサーバーの内部には、電気部品、ヒーター、冷却装置、高温の温水があり、無理な分解は感電・やけど・水漏れにつながります。ユーザーが行うのは、取扱説明書に記載された確認と清掃の範囲までにしてください。
メーカーへ連絡したほうがよい症状
次の表に当てはまる場合は、自分で直そうとせず、メーカーや契約先へ連絡してください。説明書どおりに待っても温度が戻らない場合や、焦げ臭さ・煙・異常な発熱がある場合は、本体内部の不具合が考えられます。
| 症状 | 対応 |
|---|---|
| 説明書記載の時間を待っても温度が戻らない | 型番と症状を伝えてサポートへ相談 |
| エラー表示が消えない | エラー内容を記録し、説明書と窓口を確認 |
| 焦げ臭い・煙・異常発熱がある | 直ちに使用を中止し、メーカーへ連絡 |
| 今までにない大きな異音が続く | 使用を止め、音の種類と発生条件を伝える |
問い合わせるときは、①メーカー名と型番、②冷水・温水のどちらに症状があるか、③いつから発生したか、④自分で確認したこと、⑤エラー表示や異音の有無を伝えるとスムーズです。
温度トラブルが起きにくいサーバーの選び方
買い替えや乗り換えを検討する場合は、デザインや月額料金だけでなく、次の仕様も確認してみてください。
- 冷却方式:コンプレッサー式か電子冷却式か
- タンク容量:家族人数や一度に使う量に合っているか
- 復帰時間:連続使用後に再冷却・再加熱する目安
- 温度モード:通常・エコ・再加熱などの違い
- 設置条件:必要な放熱スペースを確保できるか
- メンテナンス:定期点検や本体交換があるか
- サポート:故障時の修理・交換条件が明確か
特に使用量が多い家庭では、タンク容量と温度の復帰時間が使い勝手を左右します。製品ページだけで分からない場合は、契約前にメーカーへ確認するのがおすすめです。
オススメのウォーターサーバー
前の章の選び方をもとに、温度の面で選びやすい3機種を紹介します。タンク容量の大きさと、温度を細かく選べるかに注目しました。それぞれ向いている使い方が違うので、ご家庭の使い方に合わせて選んでください。
アクアクララ「アクアファブ」

冷水3.3L・温水1.8L、合計5.1Lとタンクの容量が他の機種と比較して大容量です。短時間に何杯も使っても温度が変わりにくいため、家族が多い家庭や料理にも使う人に最もおすすめです。
GOOD DESIGN賞も受賞しているのでインテリアにもマッチしそうじゃのぉ
クリクラ「クリクラFit」

冷水2.3L・温水2.0L、合計4.3Lとタンク容量に余裕があります。特に温水タンクは大容量なので、コーヒー、カップ麺、料理などでお湯を続けて使う家庭に向いています。

あと、やっぱり安心できるのは、1年に1回ウォーターサーバー交換をしてくれるところです。これにより、故障などのトラブルは起こりにくいので、総合的にみてもオススメできるウォーターサーバーのひとつと言えます。
コスモウォーター「smartプラスNext」

冷水・温水をそれぞれ3段階で調節できるのが強みです。強モードでは冷水5~10℃、温水80~90℃に設定でき、「もっと冷たくしたい」「熱めのお湯がほしい」という要望に対応できます。
ただし、合計容量は2.85Lなので、大量の連続使用よりも温度を細かく選びたい人向けです。
ぬるいと感じるのは人によって違うので、キンキンに冷やしたり、熱々にしたい場合はオススメじゃぞ!
よくある質問
温度のトラブルについて、よくある疑問をまとめました。最終的には、お使いの機種の取扱説明書とメーカーの案内が優先されます。
設置後、どのくらい待てば冷水や温水が使えますか?
必要な時間は機種によって異なります。取扱説明書に記載された初回運転時の待ち時間を確認してください。時間がたっても適温にならない場合は、電源・スイッチ・運転モードを確認します。
ボトル交換後にお湯がぬるくなるのは故障ですか?
常温水が温水タンクへ補給されるため、一時的にぬるくなることがあります。説明書記載の再加熱時間を待って温度が戻れば、正常な動作の可能性が高いです。
夏になると冷水がぬるく感じます
室温が高いと冷却負荷が増えるため、冷えるまでの時間が長くなることがあります。直射日光、熱源、壁との距離、放熱板あたりを確認してください。長時間待っても改善しない場合はサポートへ相談しましょう。
電源を抜いてリセットしてもよいですか?
機種によって再起動手順が異なるため、自己判断で繰り返し抜き差しせず、取扱説明書に従ってください。水漏れ・焦げ臭さ・煙などがある場合は、使用を中止してメーカーへ連絡してください。
エコモードの朝にお湯がぬるいのは故障ですか
故障とは限りません。エコモードは温水の加熱を止めて電気代を抑える機能なので、作動中や解除直後はぬるくなります。プレミアムウォーターの公式FAQでは、明るくなって40分以上たつと適温になると案内されています。朝すぐにお湯を使いたい場合は、エコモードをOFFにして使う方法もあります。
冷水だけぬるくてお湯は熱いのはなぜですか
冷水と温水は、冷やす仕組みと温める仕組みが別々です。お湯が熱いなら、電源そのものは入っています。冷水だけがぬるい場合は、冷水の出し過ぎ、室温の高さ、背面の放熱スペースやほこりなど、冷やす側の条件を確認してください。それでも直らない場合は、冷却装置の不具合も考えられるため、契約先へ相談しましょう。
まとめ
ウォーターサーバーの水が冷たくない、お湯がぬるいと感じたら、まずは故障と決めつけず、次の順番で確認してみてください。
- 電源プラグと温水スイッチ
- 設置・ボトル交換・大量使用からの経過時間
- エコモードやクリーニング機能
- 室温・直射日光・放熱スペース・放熱部のほこり
- エラー表示・異音・異臭
十分に待っても改善しない場合や、異音・異臭・水漏れを伴う場合は、本体内部のコンプレッサーなどの冷却装置、ヒーター、サーモスタット・バイメタル・サーミスタなどの温度制御部品の不具合が考えられます。
無理に分解せず、メーカーや契約先のサポート窓口へ相談しましょう。
この記事が、温度トラブルの原因を落ち着いて切り分けるお役に立てればうれしいです。ではまた。
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